トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

「内定率」が上がれば、若者の雇用状況は良くなっていると言って良いのか?

先ほど、テレビで「大学生の内定率が3年連続改善!」というニュースをやっていました。学生が中小企業に目を向け始めたことなどが理由とされているようで、内定率が上がることは良いことだと思いますよね?でも、私は本当にそうかな?と思います。若者の就職、雇用状況を示す指標はどうも「内定率」というものしか存在しないような感じなのですが、そうなると内定率の高低でしか若者の就職、雇用状況は評価しづらいです。そうなると、実はある問題に気付けないのです。

就職が決まれば、とりあえず大学生はほっとしますよね。無い内定=負け組み、有る内定=一応勝ち組という構図が社会の中にあるので、どうしてもそういった見方をしてしまうのでしょう。しかし、有る内定の人たちが全員勝ち組か?そんなことは残念ながらないと思います。というのも、内定を勝ち取った人の就職先の中で、どれだけまともな就職先があるのか?という問題があるからです。

今の日本の労働環境は良いものとはいえないでしょう。そういった中で働いた結果、過労死、鬱といった問題が生まれているのは記憶に新しいと思います。こういった問題は生命などにかかわる深刻な問題であることはお分かりいただけると思います。つまり、今年無事就職できた人の中には一定の割合で、こうした問題に直面するする人が必ず出てくるということです。新入社員も3年以内に結構な割合の人が辞めてしまうという事情もあることから、せっかく苦労して内定をとった企業に対する不満とか、問題点などを感じている人は相当多い。

しかし、こうやって問題が多い企業から無事に退職を選択できた人はまだマシかもしれない。でも、中には命を失う人、病んでしまってもう職場復帰が絶望な人などもいるわけです。こういう人たちに限定してみれば、はっきり言って、就職できない方が良かったんじゃないか?と思います。就職できなければ、それはそれで絶望なのかもしれませんが、少なくとも命を失う人よりはマシだと思います。ですから、今の日本の労働環境を考慮すると、内定率が上がるということは上記の被害に遭う人の数がそれだけ増えることを意味しているのです。

自分が選んだ企業が果たしてまともな労働環境なのか?というのは入社前に見分けられません。したがって、ある程度運に左右される面も少なくないでしょう。でも運が悪かった人は辞めたり、病んだり、さらに悲惨なことになったり・・・。という人は今の日本の場合はどうも避けられないようです。したがって、こういった状況がありながら、内定率が上がることが果たして良いことなのか?というのはずっと疑問でした。

内定をとる目的は就職することそれ自体ではなく、就職してその職場でずっと働き続けて、給料を貰って生活していくことだと思います。ですから、就職だけできても意味はないわけです。その後もその状態が継続できないと意味がないと思っていますから、それを万人に保証するだけの労働環境は残念ながら、今の日本社会には総じては期待できないのです。

それが期待できるような状態になって初めて、内定率の上昇を素直に喜べるような社会になるのではないでしょうか?ただ、そんな社会が来るとは到底思えません。少なくとも今のところは内定率の上昇は、一部の学生にとっては決して良い作用にはなっていない。そんな哀しい状況があると思います。内定を獲ってしまったからこそ、その後の人生を狂わされる人は必ずいますから。


アルバイトに採用が決まると、何と祝い金が貰える画期的な求人情報サイトがこちら!
採用祝い金がもらえる渋谷パート情報サイト【ジョブセンスパート】
関連記事

 
トラックバック
トラックバック送信先 :

プロフィール

Auther:さいてぇ(管理人)

ハンカチ世代の零細フリーランサーです。毎日とても眠くて起きるのが大変です”_| ̄|○”ハァハァハァ


ブログパーツ

スポンサードリンク

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム