トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

生活保護の不正受給の件数は増えたが、実は増えていない?

生活保護の話題でいうと、どうしても「不正受給」の話になりがちです。というか、国民の多くは生活保護制度や生活保護受給者についてよく思っていない。だから、当然不正受給の話になれば、国民は「は?ふざけんなよ!」と食いついてくる。だから、メディアが伝えるのはだいたいが不正受給の話です。先ごろ、生活保護の不正受給の件数が4万3000件と過去最多を記録したらしい。これを皆さんはどう思うのでしょうかね?は?ふざけんなよ?と思うのでしょうか?

同時に言われていることは、生活保護の受給している世帯数も最多を更新しているという嬉しいニュースです。生活保護の受給世帯が増えているということは、捕捉率が上がっているということ、受けるべき人が受けられている割合が増えているということです。素晴らしいことじゃないですか!捕捉率は先進国ダントツの低さで、だいたい2割弱くらいです。それが上がってきているというのは、生活保護の理念がより達成されているという状況です。

それは「http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2015/03/social-9ed4.html」のブログにも書かれているのだけど、これは件数が増えたのではなく、発覚した分が増えたとする説があるらしい。生活保護の不正受給の件数は発覚した件数で統計がとられると言うのです。で、今回の増加というのは、現実的に起きた生活保護の不正受給が増加しているのではなく、不正受給として発覚した件数が以前よりも増えた=不正受給として起きた件数は変わっていない?というのです。

つまり、世帯数がそもそも増えているのだから、件数だってそれに伴ってそりゃ増えますよ。普通は。割合が特に変わっていないのならば、件数も増えるのが当たり前です。その当たり前が別に良いというわけではないけど、特に糾弾するほどのことではないと思う。ごく自然の現象でしかない。おまけに不正受給の金額自体は減ったらしいのです。そして、件数が増えたことについては、件数が増えたとは言いがたい裏事情があるかもしれないのです。

このブログにも書かれているように、厚生労働省の言葉がありますが、これから考察すると、生活保護の不正受給件数が増えたのは間違いないが、それはケースワーカーなどの努力なのか?どうかは分からないけど、発覚した件数が増えたということで、実際に起きている不正受給の数が増えたとは言えないということみたいです。起きている不正受給の数は依然としてあまり変わらないが、それが明るい実に出る割合が増えたから、発覚した件数が増えた=不正受給の件数が増えたという構図みたいですね。

これが真実なのか?どうかは分からないものの、その可能性もあるだろうってことですね。不正受給の割合は件数でいうと、1%もありませんが、この現状でも国民の多くは不正受給を0にしろを叫ぶばかり。2割しか捕捉率に関してはスルーですね、自分たちの税金がムダに使われることには関心があるが、本来の使われ方をするか?ということと生活保護の機能性の充実についてはどうでも良いのか?と思えてきます。

1%未満の不正受給を0にするのが理想なのはその通りだけど、0にできるんですか?0にしようとすると、単に不正受給が減るだけではなくて、捕捉率も減りそうなんですよね。間違いなく起きるのは審査が厳しくなることです。事前にしろ、事後にしろ、現在だって、正規受給なのに不正として扱われてしまっている例もあるみたいだし、水際作戦と呼ばれるような違法な申請不受理もあるみたいだし。すでに弊害は出ているような気はするけど、それを促進しろってことですかね。

現実的にきついですよ。これ以上減らすのは。不正受給だけをピンポイントに確実に減らせる手法があれば良いのだけど、それはなかなかないと思うし、不正受給を減らすことで、正規受給者までを減らしてしまっては本末転倒と言わざるを得ない。不正受給を減らすことにしか関心がない国民の多いみたいですが、捕捉率の低さについてもなんとかメディアは報道してほしいですよ。報道してもどれだけの人が関心が持つか?は分かりませんけど。


関連記事

 
トラックバック
トラックバック送信先 :

プロフィール

Auther:さいてぇ(管理人)

ハンカチ世代の零細フリーランサーです。毎日とても眠くて起きるのが大変です”_| ̄|○”ハァハァハァ


ブログパーツ

スポンサードリンク

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム