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ベーシックインカムは共産主義とは意味が全然違います

「ベーシックインカムという制度は共産主義、または社会主義と何が違うのか?」という疑問を持たれている方がいるみたいです。そもそも、何が違うのか?と言われても、国の経済体制を決めるのが資本主義、社会主義、共産主義といったものであって、共産主義や社会主義を比べるなら、資本主義しかできないはずなのです。ベーシックインカムという制度は、あくまでも政策の1つであり、共産主義といった国の経済体制を表す概念とは、次元が異なるものであって、違いとか、それ以前に比べる対象として不適切だと思うのです。

ベーシックインカムは国民1人1人に分け隔てなく、毎月一定金額を保障する政策のことで、この政策単体で見れば、共産主義的な側面はあるかもしれない。ただ、ベーシックインカムを導入した世界がいきなり共産主義や社会主義になるか?というと、ならないです。というか、所得の再分配政策を究極に推し進めるのがベーシックインカムだと思うので、生活保護、国民年金、こども手当て、塁審課税制度など、所得の再分配を行う制度はすでにいくつも存在しています。

つまり、ベーシックインカムが共産主義国家になる恐れを秘めているのであれば、すでに日本は共産主義国家ないし社会主義国家になっていると見るのが自然な気がするのです。ベーシックインカムは他の所得再分配制度と同じで、政策だけに着目すれば共産主義的な政策といえるかもしれませんが、今の日本は共産主義ですか?いやいや、相変わらず日本はバリバリの資本主義社会ですよね。

ベーシックインカムは国民1人1人の収入に下駄を履かせる。つまり、国民全員の収入が同じ分だけ上乗せされる。国から毎月一定金額のボーナスが支給されるだけです。ベーシックインカムが導入されて変わるのはこれだけです。後は何にも変化ありません。つまり、競争は相変わらずあるし、営利を求めて各企業、個人が商売を法律に違反しない限り、自由うに行える状態は継続されます。ただ、ベーシックインカムが導入されると、働く人が減るんじゃないか?という人もいますが、私はさほど変わらないだろうと思います。

詳しくは「ベーシックインカムの問題点「労働意欲の減退」はほぼ起こらない」の記事でも説明しているので、そちらを見てほしいのですが、働き方、仕事の選び方は大きく変わるかもしれないけど、働く人の総数はほとんど変化ないのではないか?と思います。というか、ベーシックインカムがあれば、毎月一定金額は確実に収入があるので、フリーターやニート、またはサラリーマンが会社を辞めて起業するとか、そういうチャレンジがしやすくなるのです。そういう意味で働き方が変わるということだと思います。

ベーシックインカムがあれば、無一文になっても、翌月にまた収入がありますから、失敗を恐れずにチャレンジできる人が増えるでしょう。それか、今はアフィリエイトみたいに経費がかからないで挑戦できる仕事もありますから、ベーシックインカムのお金でとりあえず慎ましく生活して、その間にアフィリエイト等を極めて収入を伸ばしていく。ということができます。会社を辞めても最低限の生活には困らないわけですから、そういうネットビジネスの仕事に専業できる。本当にやりたいことを仕事にできる。やりたくない仕事を無理に続ける必要性が乏しくなる人が増えるメリットがあると思うのです。

案外、今より競争が激しくなるのでは?と思います。今まで競争に参入できなかった人たちが容易に参加しやすい状況になるために。共産主義と資本主義の1番の違いは何でしょうか?要は能力を最大限使って、稼げる人は無限に稼ぐことが許容されるか?されないか?端的にいうと、国が個人や各企業の利益水準を自由に認めるか?制限を設けるか?ではないでしょうか?ベーシックインカムが導入されても、相変わらず稼ぎたい人は稼げる分だけ稼げる。そこが共産主義や社会主義とは決定的に異なる部分です。経済体制に特に変化はありません。ベーシックインカムは厳密にいうと、「驟雨性資本主義社会」と呼ばれるもので、そこは共産主義や社会主義とは一線を画すものだと思います。


ベーシックインカムについて詳しく知りたいなら、本書がおすすめだと思います。ベーシックインカム制度のそのものについてよく知らない方は勿論、ある程度詳しい方でも楽しめる一冊ではないか?と思います。ベーシックインカムのパイオニア的存在の山森亮氏が書いた本なので、非常に初歩の初歩から分かりやすく、詳しく解説されているのが特徴です。ベーシックインカムを体系的にまとめた本の中では、特にタメになる一冊だと思います。多くの方が実は勘違いしていることや疑問に思っていることも本書で解決できるかもしれませんし、ベーシックインカムには反対という方も案外読んでみると考え方が変わり、思わぬメリットに気付くかもしれません。

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