トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

ブラック企業の定義は就活生と企業側で認識が大分異なる

ブラック企業の定義というのは様々ですが、その中でも残業時間がどれくらいか?というのは一種の基準として機能している面もあり、ブラック企業か?どうかを判断するのに使われることも多いと思います。先ごろ、あるアンケートが行われたようで、それは「月に残業時間がいくつ以上ならブラック企業だと思うか?」というものです。これに就活生と企業の双方が回答し、最も多かったのは就活生の方は40時間以上、企業の方は100時間以上です。

両者の回答にかなり差があることは予想していましたが、これほどまでとは・・・。学生の言う40時間でも1日あたり2時間ですからね。2時間という残業も、そこまで多いように思えないかもしれません。ただ、残業がたまにならまだしも、毎日ある計算ですからね。毎日7時過ぎくらいにならないと帰れない。1日平均1時間59分まではブラック企業じゃないという認識みたいです。これでも、私からしたら、とても毎日働く自信ないですよ。

そして、企業側の回答は本当に都合が良いというか、労働者を何だと思っているんだ?と思えるよな回答です。月に100時間ということは1日あたり5時間近くです。毎日家に帰ることができるのが10時とかですか。会社を出て、家に着くのは11時~12時近くなっていることでしょう。こんな生活を毎日続けるんですよ?というか、そういう生活をしてでも働かせたいという思惑があるということですよね。これは厚生労働省の定める過労死認定基準に由来しているとも考えられます。

というのも、過労死認定基準の1つに月に残業時間が100時間という規定があるからです。100時間を越えて残業させたら、過労死になってもおかしくない。だから、そういうところはブラック企業だということも言えなくはありませんが、企業側としてみれば、じゃあ、100時間を燃えない残業ならさせても構わないということですよね。100時間を越えたら過労死してもおかしくないならば、90時間の残業だって、それなりにリスクはあるでしょう。でも、企業側としては90時間の残業では仮に労働者が死んだとしても、それは過労死としては扱われないのだから、知ったことではない。ということかもしれません。

しかし、月に100時間を越えなくても、それに近い残業を命じれば、少なくとも身体のどこかに不調を生じたりすることは十分考えられる。労働者をまともな人間として見ていない証拠でしょう。ブラック企業の根拠はほとんど主観で決まるものだと思います。そうなると、仮に過労死認定に達する残業時間を命じていなくても、労働者を人として扱っているとは思えない企業は、やはりブラック企業と見られてもしょうがないと思います。

個人的には就活生のいう残業40時間なんて数字も、絶対に嫌ですね。というか、残業自体がありえない。法定労働時間内に終わらないような仕事をそもそも企画、立案するなよ?と思います。もう企業にとっては残業ありきで仕事を計画するものですから、完全に残業に頼りっぱなしです。本来は定時で仕事を終える計画で、仕事を企画し、予定が狂って、どうしても残業しないと間に合わないといった事情があったら、仕方なく残業を認める。これが自然だと思います。

しかし、法律も甘いのでしょうね。残業を避けるための努力をしなくても、そもそも最初から残業を計画の中に入れて、仕事を立案してもそれが許される。そして、本来は例外であるはずの残業が日常の光景になってしまっている。こうなると、日本のサラリーマンに未来はないです。この残業文化は、今ではサービス残業なるものに進化してしまい、今後も益々拡張されていくと思います。明らかにドロ舟だと分かっている船からいつ降りるか?その勇気が試されそうです。

私は明らかに泥舟と分かっている今の働き方に適応する気もないし、する自信もない。だから沈む前に違う働き方を選びました。できれば、より多くの人たちにそういた警鐘を鳴らすとともに、こういう働き方の素晴らしいところを伝えていきたいと思います。これからも企業に就職をする人は一定数は確実にいるでしょう。そういう人たちは、40時間の残業なら大丈夫と考えていても、実際は100時間近くの残業をさせられる可能性を知っておかないといけません。


関連記事

 
トラックバック
トラックバック送信先 :

プロフィール

Auther:さいてぇ(管理人)

ハンカチ世代の零細フリーランサーです。毎日とても眠くて起きるのが大変です”_| ̄|○”ハァハァハァ


ブログパーツ

スポンサードリンク

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム