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嘘の就職内定率が、就活生を精神的に苦しめている可能性

就職活動では、時期を追うごとに内定率というものがニュース等で発表されており、これが上がった、下がったということを持って、景気の具合や雇用の問題について判断がなされることがあります。ただ、この内定率は本当に信用しても良いのでしょうか?もっと詳しくいうと、今の内定率を算出する仕組みは正しいのでしょうか?

毎年、最終的には90%を越える数字になりますが、私は90%を越えているなら、そんなに問題には思えてきません。問題があるとすれば、そのうちの何割かはブラック企業といった劣悪な企業で働かせられることになり、就職できてしまったせいで、辛い毎日を送ることになるかもしれないということです。詳しくは「「内定率」が上がれば、若者の雇用状況は良くなっていると言って良いのか?」の記事をご覧ください。

実は、内定率を出す上での分母になるものがちょっとおかしいのではないか?という指摘がされることがあります。それは「就職希望者数」という概念を分母に使っているみたいなのです。これはその名の通り、就職をしようという意思を見せている人の数のことで、実はこれはどんどん数が減っていきます。就職活動のスタート時から、卒業年度の3月になるにつれて、就職希望者数は減っていくのが通常です。

それは卒業が迫ると、正社員を諦めて契約社員やアルバイトの求人を探し出す人が増えるということもありますし、そもそも働く気を失くしてしまう人もいるからです。つまり、どんどん時間が経つにつれて、分母の数が減っていくわけです。分子の数は実際に就職を決めた人の数ですから、減ることはありません。そうなると、どんどん内定率としての数字は上がりやすくなっていきますよね。

本来ならば数が時間の経過とともに変わらない「卒業見込み者数」にすべきという声もあり、それを分母に設定知れば、間違いなく内定率はもっと下がるでしょうね。ただ、分子の方も問題があるようで、例えば内定率算出のために使われるデータをとるために、サンプルとして抽出した大学のレベルがかなり偏っているということです。偏差値的にもかなり上位で、就職活動でも相対的に有利だろうと思われる大学ばかりみたいですね。

また、分子に含まれる数字には正社員だけではなく、アルバイトや契約社員といった非正規社員の場合でも、服待て締まっているという指摘もあります。就職するっていう言葉は、私のイメージや一般的な常識からすると、正社員になることを意味しているのではないでしょうか?要するに、どういう形でアレ、雇用されてしまえば就職の内定率に貢献するという、不思議な現象が起きているのだと思います。

そう考えると、最終的に90%超えの内定率が出るのも不思議ではないですし、逆に10%近くの人が、それでも分子に入らない存在だということを意味しているのです。この算出の仕方で分子に入らない人たちというのは、ニートとかになってしまうのでしょうか。こういった、本来からいえばちょっと算出の仕方に問題ありな内定率を真に受けてしまっている就職活動中の学生がいるということです。内定率を真に受ければ、3月時点で内定を貰えていないのはせいぜい5~10%の人たちということになります。10~20人に1人という非常に少ない数字です。その中に自分が入ってしまっているということは当然ショックですし、自己嫌悪にも陥ってしまうでしょう。

しかし、この内定率はある意味偽りの数字ということも言えるかと思いますので、本来は内定を貰えずに苦しんでいる人の数はもっと多いということです。ある意味、自分と同じ苦しみを感じている人の数が多ければ、多いほど気持ち的には楽になるはずです。真実の内定率が伝わっていれば、もしかしたら就活自殺なども多少は防げたかもしれません。ほぼ偽りの内定率が存在するということ。そして、それは、実は人の人生を左右しているということに、国も、そして就活生自身も早く気付くべきでしょう。


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