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ちきりん氏の就職活動改革案には是非賛成したいのだけれど

日本の就職活動を変革すべきだ!と、いろいろなブログで叫ばれています。私もそういうブログをいくつか見ているのですが、ふと目に留まったのは「chikirinの日記」に書かれていていた「就活市場を一発で適正化できるミラクル解決法」と題されたエントリーです。

私はこれまでいろいろな就職活動改革に対するエントリーを見てきました。しかし、気持ちは分かるんだけど...。で終わってしまうものが多かったように思います。この、ちきりん氏のエントリーでは就職活動をする学生に大学受験と同様に受験料を支払わせるというアイデアが紹介されています。そして、1番共感できたところは以下のところです。

「いい加減な応募者を減らすためになら、長い課題作文を応募者に求めればいい」とか言う人もいますが、そういう人って世の中がどう動いているか、全くわかってないですよね。

電通や三菱商事に送られてくるだろう数万通もの作文を、一体誰が読んで、審査するの?? その作文を読むための人件費を企業側に負担しろと言えば、企業は更に応募者を最初に狭く(大学名に加えてコネなどで)絞り込もうとするでしょう。 それじゃ無意味です。



これは非常に大切な意見だと思ったんですよ。何が大切かって?それは「企業側に負担が重かったり、デメリットのある改革は絶対に浸透しない」ということです。それが就活生にとって、どれだけ素晴らしい改革案であっても。この課題作文の例も企業側は絶対にやる気ないでしょうね。ですから、おそらく破綻するか、上手く機能しないことで終始してしまうと思います。

しかし、受験料を払うということはある意味、企業側にメリットですよ。この方法ではデメリットが全くないというわけではないと思いますけど、企業側にとってそこまで受け入れがたいデメリットまでは存在しないはず。したがって、就職活動の改革案を考えるときはまずは就活生は度外視して、企業側の目線に立たないといけないと思います。

実際、受験料を払って各企業ごとの応募者が格段に減って、内定にたどり着ける可能性も格段に上がるなら私なら払いますよ。実際、就職活動を通して100社とか受ける学生も多くいますし、その人は交通費やら何やらで相当なお金を使っているはずです。中には100万円以上使っている人もいるとか。それなら、この受験料支払い方式の方が良いのでは?とも思います。

ただ、共感できない部分があるとすれば、それは以下の部分です。

「応募検定料なんてとったら、貧乏人の子供が就活できなくなる」って? そんなこと起こりませんよ。大学の入試検定料は昔はせいぜい1万円だったのに、今や3万円を越えています。なのにその間に、大学進学率は25%から50%に伸びました。入試検定料が3倍にもなった今の方が、進学率は圧倒的に高いんですよ。



この文面を読む限り、大学受験の受験料が1万円から3万円に上がったのに、大学進学率は上がっているという話ですが、今は一般入試以外の入試方式が増え(それらが一体いくら受験料かかるのか?不明だけど)たため、必ず似もその増えた分の人たちが全員3万円を負担して大学を受験しているとは限らない。

さらに、今は大学が乱立している状態であり、新規創設大学ではとにかく学生を集めるために必死で、まともに全ての大学が一律に3万円の受験料をとっているのか?もやや疑問です。そして、ここで言及されているのはあくまでも大学進学者の率であり、少子化の影響で率は上がりやすい傾向にあります。言及するなら絶対数が増えていないと意味がないと思いました。

また、1万円から3万円に上がったのに大学入試を受ける人が増えてきたとしても、そもそも1万円の時点で大学受験を受けらないくらいの貧乏の人はどうしていたのだろう?と。就職活動だって、受験料を払わない今だってお金はかなりかかる。現時点で就職活動を満足にできないご家庭では、それはさらに窮地に追い込まれることになるのではないでしょうか?

したがって、chikirin氏の就職活動改革案には70%くらいは賛成だけど、懸念すべき点がないわけではないと思います。ただ、完璧な案などは存在しないでしょうから、これはいわゆる「現実的な案」のうちの1つと言えるかもしれません。少なくとも、現状の就職活動とちきりん氏の提案する就職活動なら、私は後者を選びたいと思います。企業側がこのアイデアを受け入れてくれればの話ですが。
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