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格差社会が起こす問題の最善の対策は「幸福」を分散させること

格差社会が犯罪に結びつくことは現代ではよくあることです。特に「黒子のバスケ事件」は記憶に新しい。この事件をきっかけに「人生格差犯罪」という言葉が世間を騒がせました。彼の犯行の動機は作者である藤巻忠俊氏に対して、大いなる嫉妬があったことだという。彼は漫画で成功し、上智大学という学歴を手に入れ、それとともに、地位と名声、お金まで手に入れた。そういった一連の成功に嫉妬をし、彼を道連れにして、自分も死ぬつもりだったというのが犯人の声です。

これに関してブロガーの三ツ野陽介氏が提案している「幸福の配り方」という考えが非常に賛同できます。これは世間の中に存在している幸福を特定の人に集中させるのではなく、分散させるというものです。例えば、金持ちで、イケメンで、高学歴で、恋人に困らなくて、年収が高くて、一流企業に勤めていて、というのはいわゆる幸福を1人で何個も持っているという例です。こういったものはそれを持ちうる人の数がある程度限定されているものが多いですね。

世の中には一定数しか存在しておらず、誰かが掴めば、それを掴めない人が出てくるのです。しかし、それらを1個しか持っていない人というのは、三ツ野氏によると嫉妬の対象にはならないのだそうです。それを複数個持っている人間こそが、こうした人生格差と呼ばれる犯罪を引き起こす誘引になりやすいということでしょう。

世の中に一定数しか存在しないものを1人で何個も持っていれば、そりゃ何らかの嫌な感情が生まれてしまうのは、本能なので仕方ない部分はあります。100個限定で売り出された商品を1人で10個も20個も買ってしまえば、そりゃ顰蹙も買うと思います。原理としてはこれと同じようなものだと思います。

こういった現状から嫉妬の気持ちを芽生えさせず、人生格差犯罪を抑えるためには、この幸福を分散させて1人に集中させない。個人のライフスタイルの中で、誰もが何かしらの幸福を持てるようにする。それが必要だということです。しかし、理想は理想であって、これについては具体的にどうすれば実現できるのか?という方策がなかなか見えてきません。

例えば、お金の問題でいえば、所得再分配といったものが行われ、できるだけ少数の大金持ちではなく、多くの国民に一定のお金が行き渡るように努力がされています。ただ、こういったことはあまり意味がないのです。少なくとも人生格差犯罪は複数の幸福を所有している人たちに対する嫉妬が原因なのですから、金持ち貧乏人という対比があっても、それだけでは犯罪の誘引にはなりづらいのでしょう。

何が問題なのか?というと、金持ちの人間が学歴は低いとか、ブサイクな人は金持ちとか、そういったバランスを保つことが困難だということです。優れた者は何でも手に入れ、劣ったものは何1つ手に入れられないとなれば、そりゃ人生の負け組みが勝ち組に牙を向き始めてしまうのも、人間の感情からすれば当然のことだと思います。しかし、現実的にできるせいぜい経済要素が絡んだ幸福だけです。他のものはなかなか勝ち組から集めて負け組に再分配ということができませんね。

そうなると、これまでに述べてきたことは完全に理想論になってしまい、人生格差犯罪は永遠に淘汰しようのない、人間社会の中では交通事故と同じような、日常的に当然起きてしまう事象として、私たちは捉えていくしかないのかもしれません。全く解決策は見出せない問題提起というのも、何だか斬新だなー。


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