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派遣社員と正社員の格差は社会全体に無視できない甚大な損害をもたらす

大手IT企業の「楽天」が派遣社員に社員食堂を使わせないだけでなく、社内で食事をすることを禁じて、近くのイオンのフードコートの電子レンジを使って温めて勝手に食べろ的なニュースが昨日ネット上を駆け巡りました。詳しくは「酷い派遣社員いじめ!昼食は社員食堂はダメ!社内で食べるな!」をご覧ください。これに関しては8割くらいの人が非難をしており、楽天や三木谷社長に対して苦言を呈していました。

派遣社員と正社員はもともと安定さ、給料、福利厚生などのいろいろな待遇で違いが設けられていました。もともと同じ仕事をしながら派遣と正社員という区別があるせいで差別に等しい待遇の差があったことがいろいろなところで問題にされていました。楽天で働く派遣社員がどういた仕事をして、どういう待遇なのか?細かいところはちょっとワカリマセン。しかし、少なからず差異はあるでしょう。

それに加えて今回の問題が発覚したわけですが、あまりにもいろいろなところで派遣と正社員に格差をつけ過ぎるのは後々大変な事態になりかねないですよ。というのも、こうした両者の溝は楽天自体に対しても、他の正社員に対して嫉妬に似た「憎悪」の気持ちが芽生えかねないからです。今回の問題に関しても、外で食えていうのは自社の労働者に対する対応としては、ちょっと酷くないか?と思える面もあります。こういういじめにも似た対応をしていると、彼らもいずれ憤る可能性があります。

結果的に非正規雇用の人たちが起こした事件って数え上げればいくらでもありますよね。1番最近のものでは契約社員による農薬混入事件がありました。この犯人とされている人も契約社員で、その待遇に不満があったというのが動機でした。非正規労働者が起こす事件に特徴的なのは、その恨みは雇用されている会社など直接関係のある相手ではなく、全く関係ない第三者に向けられるところです。

これは何を意図してどういう行動に出るのか?分かりませんけど、1つあるのは社会にも責任があるんだってこと言いたいのかもしれませんね。こういうことが起こると、私たちは安心して生活するのが難しくなります。派遣などの非正規労働者が生まれた原因には私たちは直接は関係ありません。しかし、その直接関係ない人たちが現実的に脅威に晒されているのは間違いないですし、「関係ない人を巻き込むな」と、実際に事件を起こす彼らに言ったって、現実的にみても決して彼らの気持ちは変わるものではないと思います。

彼らの動機の多くは結局は働くうえでの待遇の酷さでしょう。先に挙げた楽天での扱い方を取り上げてみても、もう少し彼らの身にもなってあげたらどうなんだ?と思います。企業にしてみれば、限りなくコストをかけないで効率化を目指すというのが根底にあって、正社員も含めてできるだけ労働者にかけるコストは減らして、会社に利益を多くするというのは当たり前の話かもしれません。

しかし、その究極的な理論を現実にあてはめようとすると、どうしてもひずみができてしまいます。理論は空想上のものであって、それを現実にあてはめようとしても上手く合致するとは限りません。その理論の中には人間という生き物が含まれており、彼らには心があります。

端的に言うと、ただ機械的に算出した理論を心を持った人間に無理矢理強制した結果、何らかの予測していない食い違いが起こり、その帰結が今日で起きている事件なのかもしれません。派遣社員だって心を持った人間なんですから、そういった人たちを踏みにじる行為に対しては、彼らなりの正義の刃を社会に向けて斬りつけることになるのでしょう。
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