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生活保護受給者を追い詰める社会は、理不尽な事態を招く恐れ

わが国の生活保護制度はどんどん改悪の方向へ進んでいるようで、国民の多くもそれを支持しているような様相を呈しています。生活保護制度がどんどんセーフティネットとしての性格を失っていき、最低限の生活を送ることがどんどん困難な状況になることは生活保護受給者だけではなく、私たちにとっても実は脅威になる可能性を残しています。

現状の改悪はまだそこまでなのかもしれませんが、それがどんどんエスカレートして、さらに国民の多くがそれを後押しするような状況が生まれると、1番1番恐れるのは治安の問題です。生活が苦しくなれば、犯罪に走る人の割合が増える可能性はそれだけ高まります。まあ、生活に困ったから犯罪に走る人をまた多くの人は盛大に叩くのだと思いますが、彼らの苦しみは彼らにしか分からないでしょうから、彼らに何を言ってもはっきり言って無駄なんですけどね。

生活困窮者が犯罪に走る割合が仮に増えたとして、困ることがあるわけですよ。それは生活保護制度の改悪に反対している人、または生活困窮者を支援している人、またはしたいと思っている人がその犯罪に巻き込まれる可能性があるということです。こんな理不尽なことないですよね。「いやいや、私はあなたたちのことをちゃんと考えている立場の人間ですよ!」なんてことは、犯罪に巻き込まれるときにアピールのしようがない。

生活困窮者からしてみれば、誰が自分たちの敵(生活保護制度の改悪に賛成している人)か?分かりません。見分けようともしないでしょう。というか、そう簡単にできるものではないですし。結局、生活困窮者の支援者たち生活困窮者による犯罪に巻き込まれかねないという、意味のわからない状況が生まれる可能性があるのです。

私自身は生活保護法の改悪には反対ですし、できるだけ生活困窮者の味方でいたいと思います。しかし、治安の悪化による被害はそういった人たち関係なく、全員が全員平等に受けるリスクを持っているわけですよ。生活困窮者が本当に困窮を窮めて犯罪に走らないといけない状況が生まれて、私自身が仮に窃盗等の被害に遭った場合、私は彼らの事情を知れば、彼らを責めることはしないでしょうね。

犯罪をしないと食べ物を得るのさえ困難という状況なら、ある種刑法37条の「緊急避難」に類似する性質のものだと思います。実際、本当に下手すりゃ餓死する寸前の人がいたとして、現実的に窃盗以外で食いつなぐことが困難な状況であれば、そのような人たちを作った、追い込んだ社会をおそらく責めることになるでしょう。

治安の悪化は誰もが平等にそのリスクをテイクする必要があるだけに、生活困窮者を追い込むような人たちが被害に遭うなら、それは自業自得の構図にもなりますが、そうじゃない人が被害に遭うってのは、何とも理不尽な事態ですね。かといって、事情によっては犯罪に走る人を責めるのが酷な状況もあるでしょう。そういう多くの人にとって生き辛い世の中になりそうな気配が今の世の中ではあります。本当に困ります。


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