トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

「すき家が牛丼並盛りを10円値下げ」のニュースに、私は素直に喜べません

大手牛丼チェーン店のすき家が牛丼並み盛りをこれまでの280円から270円へと値下げすると発表しました。牛丼チェーン店も各店お客さんを獲得するために必死でしょうから、値下げに踏み切るケースというのはよく目にします。こうした値下げは消費者にとってはとても嬉しいニュースとして映るはずです。例え10円でも。

ただ、これに浮かれているのは実は消費者だけなんじゃないか?と思える点があります。それは10円値下げした分、すき家は利益を逸失しているわけです。この逸失利益はそのまま会社の収支にマイナスになる可能性もありますが、すき家はこのまま放置でしょうか?いやいや、おそらく価格を下げて牛丼1杯あたりの利益が下がった分はどこかで取り戻そうとしていると思います。

そこで1番狙われるのは従業員の待遇です。給料とか労働時間に影響が出てくると思います。つまり、しわ寄せがくるのは会社ではなくて、労働者なんですね。実際にありえそうなのは同じ給料でより長く働かせる(サービス残業になる可能性もある)。労働時間は一緒なのに給料は減る。といったことでしょう。

ですから、この牛丼の値下げによって、消費者が浮かれている間にすき家で働いている従業員は落胆している可能性が大いにあるということです。今回の10円値下げが単に値下げだけで済めば良いんです。そうすれば、会社に入る利益が減るだけで、従業員の労働時間や給料が変わらないということですから、これは会社による消費者に対するサービスと見ることもできると思います。

でも、10円値下げのしわ寄せが労働者にきているとしたら、これはサービスでも何でもない。10円の値下げを負担しているのは会社ではなく、従業員ということになってしまいますね。会社が勝手に決定した10円値下げの割を食うのは会社ではなくて、従業員だとしら、中には憤慨してしまう人も出てくるかもしれません。

たった10円の値下げといえども、牛丼は1日で相当な量が消費されているはずですから、つもり積もって逸失利益というのもおそらく相当なものになっているはずです。それを会社がそのままスルーするか?というと、あまりそうは思えないんですよね。実際、会社のゼンショーがどういう対応をとっているか?というのは私たち従業員以外の人には分かりませんけど。

私はすき家の牛丼の並盛りを何回も食べたことがあります。あの量で、あの美味しさで300円しないというのは驚きの安さと言って良いものだと思います。でも、この味と値段のバランスを冷静に考えてみったら、やっぱりすでに書いたような事情が裏ではあるんじゃないか?と思うわけです。この安さのお陰でマクドナルドで食事するときに非常に割高感を感じてしまうんです。それでもマクドナルドを利用するのは、やっぱりマックの食事も美味しいからなんです。

飲食業全体で見ても、非常に安い価格で料理や飲み物などを提供してくれています。しかし、その裏ではその低価格を実現するために過大な労働量を課されたり、過小な給料を強いられている人たちが少なからずいると思います。飲食業全体がブラックと言われている風潮もあるようですが、これだけ安い価格で毎日私たち消費者を支えてくれている現状は果たして、素直に喜んで良いものなのか?と思わずにはいられません。


ランキングに参加中です!良かったらクリックお願い致します!→ ブログランキング・にほんブログ村へ
関連記事

 
トラックバック
トラックバック送信先 :

プロフィール

Auther:さいてぇ(管理人)

ハンカチ世代の零細フリーランサーです。毎日とても眠くて起きるのが大変です”_| ̄|○”ハァハァハァ


ブログパーツ

スポンサードリンク

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム