トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

ノンアルコールビールの反対理由の1つにはブラック企業を増殖させる原因になるものがある

ノンアルコールビールへの是非というのがたまに話題になりますけど、ノンアルコールビールを職場で仕事中に飲むというのは反対する人も多いです。反対する理由は人によって違うという部分もあるのですが、その中の1つには「ビールを飲んでいるように見える」ことがダメとする人たちもいるわけです。そして、取引先の人たちが見て悪い印象を持ったらどうなのか?ということを言う人もいるわけですよね。逆にそれが理由ならば、私は反対する意味がよく分からないのです。

というのも、こういう反対意見って一見するとまともに見えるし、支持する人も多くいると思うのですが、よくよく考えて見ると、世間で問題視されているブラック企業が増える要因を完全に助長していると思うんですよね。ブラック企業が増える要因はいろいろあるけど、他社、または消費者のご機嫌取りをとっている部分があるからなんですよね。当然ながら商売をやるときには他社や消費者に嫌われないことが重要なわけじゃないですか?だから、クレームがちょっとくるとすぐにCMを中止したりみたいなことがあるわけですよ。

で、そういう中止されたCMにも費用はかかっているわけですよ。それがもう流せないとなれば、費用だけがかかって宣伝効果は生まれない(悪い意味で評判にはなるかもしれないが)ので、その費用のしわ寄せはどこかで帳尻を合わせるしかなくなる。従業員の給料とかにも影響は出ますよね。だから、そういう企業内部以外の人たちからの印象などを常に気にしないといけないとなると、企業は利益を出せる部分がどんどん狭まり、どんどんブラック化していきやすいと思うのです。

あとは話題になったのは無理な注文を受けたりして、それを仕方なく吞んでしまうという問題で、無理な注文を受けて本当は断りたいが、それを断ると今後その会社からの仕事が入ってこなくなるかもしれないから仕方なく無理をして引き受けて、従業員が疲弊するというケースです。これは今普通に起きていることです。これはあくまでも無理を言う方が悪いという前提に立った場合ですけど、その場合にはこういうことをなくしていかないとブラック企業はなくならないわけですよ。立場が弱い会社が仕事をするときに、他社が言ってくる無理難題を退けることができないという部分が存在する限り、経営を成り立たせるためには無理難題を引き受けるしかなく、どんどん仕事量だけが増えて会社がブラック化していくと。

結局、ノンアルコールビールの話に関しても同様で、取引先の人がビールを飲んでいる従業員がいると勘違いをしてはいけないから、だからダメなんだという理由に関しては、結局それはノンアルコールビールを飲むこと自体は悪いとは言えないけど、取引先との関係を考えると慎まないいけないということなんでしょう。普通に考えたらノンアルコールビールというものが世間に普及している以上は、ビールに似たパッケージの飲み物を飲んでいるからといって、ビールを飲んでいるとは限らないのに、そういう考えになる方がおかしいと言えると思うのです。

だって、包丁を買う人がみんな人を殺す目的で買っているわけじゃないですか?それは包丁を買う人の中にそういう目的の人がいるというだけであって、ちゃんと料理に使う人が大半だから、包丁を買っている人がいても何の不思議にも思わない人がほとんどだ。というのはみんな分かると思うのです。そして、昼間から食事中にビールを飲む人間なんて無茶苦茶少数派だというのも同じだと思います。その少数派の人間と勘違いをする方がどうか?と思うのです。でも、それが正論だとしても、その正論を取引先にぶつけると今後の会社の業績に影響するから、ぶつけられない。

だから、ノンアルコールビールは禁止なんだ。というのはある意味合理的な面がないとは思わないが、その状況を許すると、結局常に他社や消費者のご機嫌をうかがいながらの経営になるわけで、すでに説明したようなブラック企業がどんどん増えていく構造まっしぐらだと思うのです。会社や消費者を含めて、相手の主張の方がおかしいと言える余地がたんまりあるけど、それを言わない状態を続けるならば、企業の経営にとって不利な状況をどんどん呑むようなケースも増えると思います。だから、ブラック企業が増えて良いと思っているならば、こういう理由でノンアルコールビールに反対しても良いと思うけど、そうじゃないならばこの反対理由はブラック企業を増殖させる力になってしまうかもしれないのです。つまり、ブラック企業を減らしたいならば、ノンアルコールビールを飲んでいるのに、少数派であるはずのビールを飲む人間と勘違いする人間がおかしい、こんな昼間から仕事中にビールを飲む人間が常識的に考えていると思いますか?という意見を取引先にぶつけるのが正解となりそうですが。ただ、それが仮に正しいと思っていたとしても、どこもやらないでしょう。そんな正義をぶつけても取引先の機嫌を損ねるだけで得策にならないから。全社が同じ行動をとるならまだしも、うちだけがやるなんて、まず無理でしょう。そして、ブラックな構造だけが今後も残り続けると。
関連記事

 
トラックバック
トラックバック送信先 :

プロフィール


ハンカチ世代の零細フリーランサーです。毎日とても眠くて起きるのが大変です”_| ̄|○”ハァハァハァ


ブログパーツ

スポンサードリンク

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム