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会社での着替えや朝礼の時間は労働時間?給料は貰える?思い込みは危険!

会社での労働時間とはどこまで指すのか?というのは非常に興味深いです。例えば、制服に着替える時間や朝礼を聞いている時間も労働時間に含まれるのか?というのは、気にしている人も多いかもしれません。実際、こういった時間は仕事をしているという実感がないため、労働時間ではないという意見もあるが、実は法律はそうなってはいないのです。それが「着替えや朝礼のために15分前出勤、これって「サービス早出」じゃない? 労働時間に含まれるのか弁護士が解説」にも書かれています。

残業よりも時間外労働としてのイメージが薄い早出。始業前に着替えを済ませる必要があったり、朝礼が行われるのが暗黙の了解となっている職場も多い。特にアルバイトでは顕著かもしれない。

<8月上旬、女性向けコミュニティサイトのガールズちゃんねるには「【アルバイト】仕事準備という名のサービス早出を許せますか?」というトピックが立った。トピ主は早出について「一分でも許せません」といい、「月給制ならまだしも時給制でそこまで会社にする必要はあるのでしょうか?」と問いかけている。

(中略)

トピックを見てみると、「5分です。それ以上は無理です」「10分前からフロアーに出て普通に仕事してる。そんなもんかな?と思ってる」と声があがっている。トピ主のように「一分でも許せない」という人は少ないようだ。

また、着替えの時間は勤務時間にあたらないと考える人が多かった。

「着替えたりって事だよね?? サービス早出にはならないでしょ。時間5分くらい前には仕事できる体制にしておくのが社会人として一般的だと思うけどな」
「ええー… 自分の身支度を整えるとかは業務に入らないでしょ」

一方で、始業前の朝礼には疑問の声も。前のパート先で始業の15分前から朝礼があったという人は、それまでに着替えも済ませておかなければならなかったため、「結局30分くらい毎日タダ働きだった」と振り返る。着替えの時間については言及しなかったが、「普通朝礼の15分って給料貰えないもんなの?」と訝しがった。

トピックでは短時間であれば早出を許容している人も多かったが、実際、着替えや朝礼の時間は法律でどのような扱いになるのか。労働問題に詳しいアディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士(東京弁護士会所属)に話を聞いた。

「着替えを必要とする時点で使用者の支配が及んでいる」

岩沙弁護士によれば、労働時間とは「労働者が使用者の指揮命令の下に置かれている時間」のことを指す。そのため、

「制服を着て職務を行うことを労働者に義務付けているのであれば、自宅から制服を着てくることを認めている場合は別として、着替えを必要とする時点で使用者の支配が及んでいると考えられ、着替える時間は労働時間になります」

と話した。これは正社員でも同じで、例えば事務職等で制服着用が義務付けられている場合も労働時間としてカウントされるという。

実際、従業員の着替えが労働時間に含まれるかが争点の一つとなった「三菱重工業長崎造船所事件」でも、始業前と終業後の着替えが労働時間として裁判所に認められたという。

また、朝礼については、労働時間になるかは参加が強制されているか否かで判断する必要があるというが、「多くの会社の朝礼は、参加が義務づけられていることが多いため労働時間にあたるでしょう」と指摘した。


この記事にはすごい危険な思い込みが隠れている。法律を知らない人には当然かもしれないが、着替えの時間なんていうのは身支度の部分にあたり、労働時間と捉える方が不自然かもしれない。それが一般的な感覚かもしれない。しかし、法律上は労働時間ということになっている。つまり、思い込みで給料を請求して良いような行為に対して、それは労働時間ではないという一般的な感覚が蔓延してしまっていると、それはサービス残業と変わらないわけだ。給料が貰えるにもかかわらず、そういう判断をしてしまう人が多いために、そういうもんなのか。と思ってしまう人も多いだろうから。

こういう問題は一般論ではなく、ちゃんと法律に照らして判断しないと、サービス残業が蔓延している中では、サービス残業は当然という一般論も通用しないわけじゃない。サービス残業は違法というのはみんなが知っているから、それを当然とは言わないけれども、法律を知らないで、実は給料を貰えるのに、貰えるはずがないという判断をしてしまって、それを多くがしていると、サービス残業と同じ状況が起きているのです。貰えるはずのものが貰えないわけだから。こういうケースは他にもあると思うので、ポイントとして知っておいてほしいと思います。給料請求権があるか?どうかは「会社の指揮命令下」に置かれているか?どうかです。

会社の指揮命令下にあると認められれば、飲み会ですら給料請求権がありますから、同じような状況に対して疑問に思ったときには会社の指揮命令下にあるか?どうかで判断してほしいと思います。着替えの時間っていうのも制服を強制しているなら、物理的に絶対に発生してしまう時間であり、弁護士の言うように会社の指揮命令下にあると考えるのが妥当な気がします。朝礼に関しても強制であれば同様ですね。だから、会社での着替えや朝礼は労働時間になるのです。給料請求権があるということになるのです。労働関係の問題は一般論や一般的な感覚で判断するのではなくて、法律はどうなっているの?という視点考えてもらった方が、労働者の地位が上がっていく傾向になると思います。
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